投資関連書籍やマネー雑誌、投資関連商材の中には、まさに百害あって一利なしというものが少なからずあり、ここではそのことについて書いています。
1.投資関連書籍
まずは、投資関連書籍についてです。
どこの書店にも大抵は経済や金融関連のコーナーがありますが、そこを見てみると、例えば「株で1億円!」などといったような、見る人の感情を煽るようなタイトルの本があったりします。
そして、そこで注意していただきたいのが、そうした本を書いている著者の中には、自分では実際に投資を行っておらず、本を書いて生計を立てているような人がいるということです。
また、ある一定の期間においてたまたま上手くいっただけの手法について書かれているような本も結構あります。
ですから、そういった本に書いてある手法をその通りに実践していたら、大きな損失を被ってしまったということも珍しくありません。
ただ、そういった本というのも経験により、ある程度は見分けられるようになってきます。
例えばですが、そういった本では、どういった条件のときにどんなタイミングで株を買うかなどといったエントリーの話ばかりが書かれています。
エントリーよりもずっと重要な資金管理や手仕舞いの仕方などについては、ほとんど書かれていなかったりするのです。
もちろん、これだけで全ての本を見極められるわけではありませんので、ここではこれを読んでおけば間違いないというものをご紹介していきたいと思います。
それは例えば、林輝太郎先生の本や、投資関連書籍を主に扱っている出版社であるパンローリング社の本です。
とは言っても、どれも良書ではあるのですが林先生は何冊も本を出されていますし、パンローリング社もかなりの数の投資関連書籍を出版しているので、その中から選ぶのも一苦労かもしれません。
そこで、私の出版した電子書籍の中でもご案内させてはいただいているのですが、以下のPDFファイルを是非ご参考にしていただければと思います。
これは、私が今まで200冊近く読んできた投資関連書籍の中から、本当に読むに値すると思う本だけを5冊厳選し、それぞれについての簡単な解説を付け加えたものです。
この5冊を読むだけで、余計な回り道をせずに、最短最速で投資の本質を理解することができるようになると確信しています。
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本と友人は選べと言いますが、読む本を間違ってしまうと時間の無駄となるばかりでなく、相場で高い授業料を支払うハメにもなりかねませんので、是非とも上記PDFファイルをご参考にしていただければ幸いです。
2.マネー雑誌
次は、書店の雑誌コーナーにも並んでいるマネー雑誌についてです。
このマネー雑誌に関しても、取扱いには注意が必要です。
雑誌には、記事が書かれてから書店などの店頭に並ぶまでに、数ヵ月のタイムラグがあるためです。
そういったタイムラグを感じさせないように、記事内容が企画されたりもしていますが、それでもやはりマネー雑誌から何か旬の情報を得られるというものではないのです。
もっとも、旬の情報を得られれば、利益を上げられるというわけでは決してありませんが。
また、マネー雑誌が例えば、株の特集を組んだりすると、そこが株価のピークになるということもあったりします。
多くの書籍もそうではありますが、特に雑誌では書籍以上に大衆受けするような内容が書かれます。
雑誌では書店などの店頭に置いておける期間が限られているため、より多くの人に手にとってもらわなければならないといったことも関係しているのでしょう。
そして、多く売れるためには、多くの人の注目を集めるような内容にせざるを得ません。
ですから、記事の内容も必然的に巷で話題になっているようなことが多くなります。
しかし、例えば衆目を集めた銘柄などというのは、それに続く者が多くは残っておらず、それまでの上昇の勢いが失われるのは時間の問題となります。
そういった状況の中で、数ヵ月のタイムラグを経て雑誌が発売される頃に天井を打つということがままあるのです。
投資において、大衆と同じ行動をとっていては成功はおぼつかない、というのは多くの人が指摘するところです。
有名な投資の格言にも、「人の行く裏に道あり、花の山」とあります。
これは、大きな成功を得るためには、他人と逆の行動をとらなくてはならないという意味で、似たような趣旨の格言はこの他にも多く存在します。
そして、繰り返しになりますが、マネー雑誌の多くは大衆向けに書かれています。
ですから、その内容を全て鵜呑みにしてしまうようでは、成功はおぼつきません。
マネー雑誌を読むこと自体は全く構わないのですが、ここで書いたようなことを念頭に置いて読む必要があるということなのです。