【2024年4月末】保有株式（日本株・外国株）と平均取得単価

ここでは、私自身が運用している法人口座の2024年4月末時点における、日本株と外国株それぞれの保有株式と各銘柄の平均取得単価（手数料込み）を公開しています。

具体的な保有株数は非公開としていますが、概ね各銘柄へ均等額に近いイメージで投資しています。

イメージというのは、強気の銘柄に対してはウェイトを高めたり、自信の持ていない銘柄や様子見の銘柄に対しては試し玉として少量で購入したりすることがあるためです。

最後の総括では、その月に考えていたことや、今後の方針などについて触れています。

また、最新の取引履歴については、次の記事をご参照ください。

2024.05.31

【2024年5月】株式取引履歴（日本株・外国株）（都度更新）

この記事では、2024年5月に取引を行った銘柄について、その銘柄名と取得単価を簡単なコメントとともに、取引後から数日以内を目安にその都度、公開しています。...

なお、言うまでもないかもしれませんが、売買は自己責任でお願いいたします。

1．24年4月末時点での保有株式（日本株）と平均取得単価

まずは、日本株の方からです。

2．24年4月末時点での保有株式（外国株）と平均取得単価

続いて、外国株になります。外国株に関してはティッカーシンボルのみの表記としていることもあり、全てではありませんが特徴的な銘柄に関しては、セクターや概要を補足しています。

3．総括

24年4月の日米株式市場は、昨年下旬からの上昇が一転し、ともに調整の値動きとなりました。

この背景としては、米国の雇用統計やCPI（消費者物価指数）が市場予想を上回るなど、インフレの根強さが示され、FRB（米連邦準備制度理事会）の利下げ観測が後退したことが挙げられます。

ただ、4月は日米株式市場が調整する中、プラスで終えることができ、3月に続いて、TOPIXをアウトパフォームすることができました。

これは業種で言うと「商社・卸売」や「電力・ガス」、「エネルギー資源」が貢献したことによるものと考えられます。

そして、4月は円安が大きく進んでいたにも関わらず、一般に円安メリットがあると思われる、「自動車」や「機械」、「電機・精密」といった業種が、TOPIXをややアンダーパフォームしていました。

そこまで大きな差ではありませんが、もしかするとこれは、世界的な景気減速を警戒しての値動きなのかもしれません。

そういったこともあり、4月は、海外売上比率が高い銘柄やシクリカル銘柄で十分に上昇したと思われる銘柄に関しては利食いを優先していました。

一方で、4月にTOPIXを大きくアンダーパフォームした「小売り」や「情報通信・サービス」といった業種の中で、割安と思われる銘柄に関しては買い進めていたため、トータルでは買い超過となってしまいました。

上述したように、FRBの利下げが遠のき、高金利環境が続くとなると、スタグフレーションやオーバーキルのリスクが高まります。

米国の粘着質なインフレの大きな要因としては、政府の積極的な財政政策があり、11月に米大統領選挙も控えていることから、財政健全化もほとんど期待できないでしょう。

そうしたことなどを考えると、現金比率を高めておきたいところなので、トータルで買い超過となってしまったのは反省点です。

また、引き続き、インフレ耐性というのが銘柄選別では大事な視点となってくるでしょう。

なお、4月20日にビットコインは半減期を迎え、過去3回の例では、そこから一年前後の間に大きく上昇することが期待され、アルトコインに関してもビットコイン以上の上昇が期待されます。

そのため最近では、余剰資金を9種の暗号資産へと回してしまっていることもあり、暗号資産で攻めの姿勢を取るのか、株価急落に備えて現金比率を高める守りの姿勢を取るのか、のバランスが悩ましいところです。

私は、暗号資産のスマートコントラクトという仕組みに大きな可能性を感じていますが、暗号資産に積極的になれないという方は、現金比率を高めておくことで、今年か来年のどこかで株式市場で大きな買いのチャンスがやってくるかもしれません。