精神科医による辛口投資論

ここでは、私自身が運用している法人口座の2024年10月末時点における、日本株と外国株それぞれの保有株式と各銘柄の平均取得単価（手数料込み）を公開しています。

具体的な保有株数は非公開としていますが、概ね各銘柄へ均等額に近いイメージで投資しています。

イメージというのは、強気の銘柄に対してはウェイトを高めたり、自信の持ていない銘柄や様子見の銘柄に対しては試し玉として少量で購入したりすることがあるためです。

最後の総括では、その月に考えていたことや、今後の方針などについて触れています。

また、最新の取引履歴については、次の記事をご参照ください。

2024.11.29

【2024年11月】株式取引履歴（日本株・外国株）

この記事では、2024年11月に取引を行った銘柄について、その銘柄名と取得単価を簡単なコメントとともに、取引後から数日以内を目安にその都度、公開しています。...

なお、言うまでもないかもしれませんが、売買は自己責任でお願いいたします。

1．24年10月末時点での保有株式（日本株）と平均取得単価

まずは、日本株の方からです。

2．24年10月末時点での保有株式（外国株）と平均取得単価

続いて、外国株になります。外国株に関してはティッカーシンボルのみの表記としていることもあり、銘柄名に代えて、各銘柄のセクターや概要を補足に記載しています。

3．総括

24年10月の米国株は、中旬に最高値を付け、その後は調整の値動きとなっていました。

一方の日本株は9月下旬以降、レンジ相場を形成するような形となっています。

10月のドル円相場が、ほぼ一本調子に10円ほど円安に進んだにも関わらず、このような値動きとなったのは、27日の衆院選が大きく関係していたと思われます。

27日の投開票前から自民党の苦戦が報じられており、いざ蓋を開けてみると、自公の与党が過半数割れし、政治の混迷が予想される結果となったのです。

そして、11月5日には、米大統領選があります。今のところ、トランプ氏がやや優勢となっていますが、仮にトランプ氏が勝利しても、大統領選後の混乱は避けられないように思われます。

憲法修正第14条の適用といったローフェア（法律を武器とした（悪用した）戦争）や、あるいは何らかの手段によって、25年1月にトランプ氏が大統領に就任するのを阻む可能性があるためです。

そういった情勢を踏まえると、日米の株式相場も、年始にかけて警戒が必要な局面となる可能性があります。

ここで、10月の日本株を業種別に見てみると、「素材・化学」がマイナス2％強、「商社・卸売」「建設・資材」「小売」がマイナス1％前後となっていました。

「建設・資材」や「小売」は人手不足や賃上げが逆風になったと思われますが、「素材・化学」や「商社・卸売」に関しては、世界的な景気減退を示唆しているのかもしれません。

当面の方針としては、どちらかと言えばディフェンシブな姿勢で相場に臨んでいくのが良いのではないでしょうか。