精神科医による辛口投資論

ここでは、私自身が運用している法人口座の2024年3月末時点における、日本株と外国株それぞれの保有株式と各銘柄の平均取得単価（手数料込み）を公開しています。

具体的な保有株数は非公開としていますが、概ね各銘柄へ均等額に近いイメージで投資しています。

イメージというのは、強気の銘柄に対してはウェイトを高めたり、自信の持ていない銘柄や様子見の銘柄に対しては試し玉として少量で購入したりすることがあるためです。

最後の総括では、その月に考えていたことや、今後の方針などについて触れています。

また、最新の取引履歴については、次の記事をご参照ください。

2024.04.03

【2024年3月末】保有株式（日本株・外国株）と平均取得単価

この記事では、2024年3月末時点における、私自身が運用する法人口座の保有株式やその平均取得単価を公開しています。また、ポートフォリオ全体や運用方針などについてもコメントしています。...

なお、言うまでもないかもしれませんが、売買は自己責任でお願いいたします。

1．24年3月末時点での保有株式（日本株）と平均取得単価

まずは、日本株の方からです。

2．24年3月末時点での保有株式（外国株）と平均取得単価

続いて、外国株になります。外国株に関してはティッカーシンボルのみの表記としていることもあり、全てではありませんが特徴的な銘柄に関しては、セクターや概要を補足しています。

3．総括

24年3月も、日米株式市場は、昨年下旬からの上昇を継続する動きとなりました。

24年に入ってからは、特に一部の半導体関連銘柄などが日経平均株価の上昇を牽引していましたが、3月は株価上昇の裾野が広がった印象です。

そういったこともあり、パフォーマンス的には、1月、2月と日経平均株価の後塵を拝していましたが、3月は大きくアウトパフォームし、年初からのパフォーマンスも日経平均株価に追いつきつつあります。

3月に大きく上昇したのは、業種で言うと、「電力・ガス」や「エネルギー」、「不動産」でした。

3月は月初から割安に放置されていた不動産株を買っていましたし、もともとエネルギー関連、特に化石燃料関連銘柄には強気だったので、それが上手くはまった感じです。

あとは、さすがに日本株においても高値警戒感が出てきたように思われ、割安感の消失した銘柄については利益確定を意識していました。

というのも、特に米国株式市場の先行きについて悲観しているためです。

米国株に対する懸念について、詳しくは以下の記事の総括で書いていますので、よろしければご参照ください。

2024.03.25

【2024年3月】「米国株（S&P 500）」のデータ分析（PER・CAPEレシオ・Fear & Greed Index・NAAIM Exposure index・長短金利差・FRB保有債券残高）

この記事では、直近の「米国株（S&P 500）」について、PER・CAPEレシオ・Fear＆Greed Index・NAAIM Exposure index・長短金利差・FRB保有債券残高などといった観点から考察しています。...

この記事の総括にもありますが、金(ゴールド)や金鉱株、暗号資産にも投資していて、これらの資産にも追い風が吹いている状況です。

なお、暗号資産に関しては、法人ではなく個人的に投資しているのですが、昨年末にビットコインやイーサリアム、ソラナ、チェーンリンクを均等に購入していました。

さらにタイミングを見て、いくつか他の暗号資産も購入していく予定です。

話を戻しますが、株式に関しては、欧米や中国の景気減速を警戒し、引き続き、景気敏感株から内需株へと少しずつ移行させながら、現金比率を高めていく方針でいます。

また、インフレ再燃に備えて、金やエネルギー関連なども機を見て買い増していきたいと考えています。