【2025年1月末】保有株式（日本株・外国株）と平均取得単価

ここでは、私自身が運用している法人口座の2025年1月末時点における、日本株と外国株それぞれの保有株式と各銘柄の平均取得単価（手数料込み）を公開しています。

具体的な保有株数は非公開としていますが、概ね各銘柄へ均等額に近いイメージで投資しています。

イメージというのは、強気の銘柄に対してはウェイトを高めたり、自信の持ていない銘柄や様子見の銘柄に対しては試し玉として少量で購入したりすることがあるためです。

最後の総括では、その月に考えていたことや、今後の方針などについて触れています。

また、最新の取引履歴については、次の記事をご参照ください。

2025.03.02

【2025年2月】株式取引履歴（日本株・外国株）

この記事では、2025年2月に取引を行った銘柄について、その銘柄名と取得単価を簡単なコメントとともに、取引後から数日以内を目安にその都度、公開しています。...

なお、言うまでもないかもしれませんが、売買は自己責任でお願いいたします。

1．25年1月末時点での保有株式（日本株）と平均取得単価

まずは、日本株の方からです。

2．25年1月末時点での保有株式（外国株）と平均取得単価

続いて、外国株になります。外国株に関してはティッカーシンボルのみの表記としていることもあり、銘柄名に代えて、各銘柄のセクターや概要を補足に記載しています。

3．総括

25年1月の日経平均株価は相変わらず38000～40000円のレンジ相場での動きといった感じで、S&P 500も24年12月前後からレンジ相場となっているように見えます。

また、日銀が先月12月24日に0.5％への追加利上げを決定し、今後も追加利上げが見込まれることから、ドル円相場は足元で151円台にまで円高が進んでいます。

円高は輸出企業にとって逆風となることもあり、25年1月のパフォーマンスを業種別に見てみると、「自動車・輸送機」はマイナス2.48%となっています。

一方で、利上げによる収益向上が期待されてか、「銀行」は6.12％と全業種の中で飛び抜けて高い収益率となっていました。

なお、最もパフォーマンスが低かったのは、マイナス4.37％の「電力・ガス」で、次いで「商社・卸売」（マイナス3.58％）、「エネルギー資源」（マイナス3.07％）でした。

円高が追い風になるはずのこれらの業種が低迷した要因としては、化石燃料を中心とするエネルギー資源の増産を目指す、トランプ米大統領の政策が関係しているものと思われます。

実際に、WTI原油先物価格は、1月中旬の80ドル超をピークに、直近で71ドル前後にまで下落しています。

原油価格は、OPECプラスの協調減産によって下支えされていますが、米国の増産に加え、欧州や中国の景気が低迷していることを考えると、上値は限定的となりそうです。

さらに最近、中国の「DeepSeek」のAIが登場していましたが、これによりAIが従来の想定ほどの消費電力を必要としなくなる可能性も出てきました。

そういったことなどから、1月は「石油・ガス」関連企業の多くをいったん売却としていました。

ちなみに、私は資料作成などの際に、「GPT-4o」や「Claude 3.5 sonnet」、「Perplexity」、「OpenAI o1」などを使うこともありますが、「DeepSeek R1」は前3者以上、「OpenAI o1」未満といった印象で、スピードが遅いのも気になります。

いずれにしても、専門的な分野では生成AIもまだまだですし、孫正義氏らが言うような「人工超知能（ASI）」の実現には懐疑的です。超高性能の量子コンピューターでも実用化されれば、また話は別でしょうが。

さて、日本株についてですが、12月下旬にも書いたように、日本株は相対的に強気要因が多いと考えています。

直近で集中している第３四半期の決算発表も概ね堅調な企業が多く、増配や自社株買いといった株主還元が引き続き、期待されます。

また、M＆AやMBO・親会社による上場子会社の買収などによる上場廃止（株式非公開化）が増加しており、1月にはそれを狙って買い込んだ銘柄も割とありました。

中には、すぐに見込み通りの結果となった銘柄もあり、1月だけでもいくつかの保有銘柄が上場廃止となりました。

東証は、いわゆる「上場ゴール」への批判から、グロース市場の上場維持基準を引き上げる検討もしており、そうした流れは今後も続いていきそうです。